臨時休診のお知らせ 

5月21日(火)、31日(金)休診となります。

来院時のマスク着用は引き続きお願いいたします。

DLST検査(drug-induced lymphocyte stimulation test)

薬剤誘発性リンパ球刺激試験とは?

少し聞いたことのあるかもしれない『リンパ球』という言葉。白血球の一種でありTリンパ球とBリンパ球があります。このうち主に薬剤アレルギーに関与しているのはⅣ型アレルギー(遅延型アレルギー反応)ということが知られています。これには主にTリンパ球が関与していることもわかっています。

簡単にいうとT細胞リンパ球は敵に向かって真っ先に飛んでいく攻撃隊のようなものです。

アレルギーの元になった原因薬剤が体内に入るとTリンパ球が敵(原因薬剤)に向かっ攻撃を仕掛け撃退しようとします。敵の数や勢力が増す(=アレルギーの原因になっている薬剤濃度が血中で高い)とTリンパ球が活性化(増殖)する性質を利用した検査です。

採血した患者さんの血液からリンパ球を分離培養をおこなっていき、原因と思われる薬剤を徐々に加えていきます。そうして刺激を加えるとアレルギーを起こす薬剤でリンパ球が活性化(増殖)します。サイミジンとう物質をそこに加え、その取り込み(細胞の増殖反応)を測定して、判定を行います。

180%以上が陽性判定基準になります。

【費用】

3割負担の方で薬剤の種類にもよりますが